What's スカルピー
スカルピーって何だ?という方へ
正式名称は「Super Sculpey(スーパースカルピー)」 
米国ポリフォーム社製品で、国内の販売元は
以前はダイセルファンケム株式会社。

 熱すると固くなるプラスティック系の造形材料です。使った感じは紙粘土より油土に近く、 ヘラで彫塑しても紙粘土のような戻りが無く、焼く(加熱)までのあいだは長期間造形することができます。 (造形中はホコリ防止の為、ビニールをかけときます。)

芯にはバルサや針金、アルミ線、アルミホイル、高温でなければレジン棒、等の 140度位に加熱しても溶けない素材を使用できます。

加熱は、温度調節機能、タイマーのついたオーブンやオーブントースター (これは少しコツがいるそうです。)、ストーブ、ヒートガンと個人によって様々です。
個人的には生物等の造形向きで、フルスクラッチにおいて削って形を造る「削り派」より、盛って形を造る「盛り派」向きの素材だと思います。

焼く時の温度は130℃~140℃位の間で、6mmにつき15分位が目安と説明書にあります。
少しコツがいるのですが、はじめは短い時間焼き、
最終的に完全に焼くという方法を私はとっています。

又、焼く前の状態では艶があるのですが、焼きあがると艶が無くなりますので、
焼き上がりの目安になると思います。小さい物、細い物は焼く温度を高めに、時間も少し長くと変えています。

只、同一素材で作成する利点は特に無いので、大体、別素材(エポパテとか)を使用してます。

焼き方が足りないと若干の脆さがあります。状況や方法にもよりますが、 焼いた後に加工するよりも、
焼くまでが勝負という素材かなと・・・。

壊れると無残な程にボロボロなので。またポリパテに置き換える為の、 原型の原型として使う方法もあります。

あと芯素材に盛り付ける際に、空気を巻き込むと割れるので注意が必要です。割れたときは、ゴッソリ削ってエポパテで補修が定番かと。

他に「プロ用とあるグレイスカルピー」、「より高性能なスカルピープリモ」、「色の豊富なスカルピー3」、 「液体状のリキッドスカルピー」
「ゴム状になるラバースカルピー」「粘土状態で1番硬さがあるファームグレイ」等があります。

あと時間が経過して固くなった焼く前のスカルピーを柔らかくする為の 「スカルピー軟化剤」と言う物もあります。これはスカルピー同士の接着にも使えます。

ひじょうに便利な造型材料だと思いますが、
問題は・・・価格。質の良い油土と比べればそれ程でもないとは思いますが輸入品なので、
ちょっと高価(最近はより高価)です。

それと、もう少しご注意をスカルピーを使った手で目などはこすらない様にしましょう。また、使用後は必ず手をよく洗いましょう。

また、加熱後は、かなり高温になりますのでヤケドに注意してください。という訳で、

小さなお子様は保護者の方とご一緒に作業してください。と云うか個人的にはお子様向けでは無いと思います。
2024/12 改訂

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